
豊田市で虫の消毒作業をしていて遭遇しました。毎年剪定や消毒をしている生垣に、スズメバチに巣をかけられたのは初めてのことで、ちょっと驚きました。この時期はまだ巣もソフトボール大と小さくハチも大人しかったのですが、油断は禁物です。
落ち着いて写真が撮れなかったのではっきりしないのですが、巣が作られた場所と記憶を照らし合わせながら種類を調べてみたところ、どうやらコガタスズメバチだったようです。
攻撃性や威嚇性はスズメバチの中では弱い方だそうですが、やはり9月〜10月の活発に活動している頃では、誤って巣を刺激すれば激しく攻撃してくるでしょうから、そうなる前に見つかってよかったです。
夏から秋にかけての剪定作業で一番怖いのがこのスズメバチの被害です。特に、何年も手入れをしていないお宅を始めてやるときには注意しています。以前、名古屋の県庁近くで剪定していたときの事、4メートルほどの樹高のイスノキの2.5メートルほどの高さのところに、スイカ大のキイロスズメバチの巣を発見した時には本当に怖かったです。その日は刺激しないよう近づくのを止め、翌日の早朝ハチが巣に群がっているところを狙って親方が駆除しましたが、スズメバチの巣の処理は専門家に依頼したほうがよいです。たいてい市町村の役所か保健所の担当課で相談に応じてくれます。
ハチは普通のアシナガバチの場合でも、むやみに巣に殺虫剤をかけて退治しようとするのは危険です。殺虫剤がかかってもすぐに効くわけではないので、ハチが向かってくる可能性があるからです。ハチ専用の強力噴射タイプを使って巣に近づかずに処理するようにし、ハチの羽が濡れて飛べなくなるくらいかけ続けます。このタイプはすぐに薬剤が無くなってしまうそうですが。ウチの場合は薬剤が遠くには飛びませんがもう少し長持ちするゴキジェットを持ち歩いています。
ハチの巣を駆除する場合は、早朝や日没の気温が低くハチが巣に集まっている時を狙います。日中の退治は巣から離れていたハチが戻ってくるのに気をつけます。薬剤は虫の卵には効かないので、成虫を退治後には巣を落として踏んで卵を潰しておきます。同業者さんで、退治したスズメバチの巣を持ち帰ったら、その後孵化したハチに刺されてしまったという人もいましたので、巣の処理にも気をつけます。
以前、ジュースの空き缶に入るスズメバチを見ましたが、生息域を奪われたスズメバチたちにとっては、街中は適応さえ出来ればエサが豊富な環境であることでしょう。スズメバチの悪い面ばかりが強調されてしまいますが、多数の昆虫を捕食する虫として大事な役割ももっている点も忘れないようにしたいです。ハチを刺激しないで済めばそれにこしたことはないのですが...。
ハチの中で人を刺したりするのは、スズメバチ科(アシナガバチはここに入る)やミツバチ科などの一部の種類だけです。よくお客様に聞かれるのですが、ハナアブ(ハエ目)はミツバチに似ていて間違われたりしますが、人を刺したりしないのです。